Frunk's

、日本で起きていることの傾向と対策。

今、日本で起きていることの傾向と対策。みんなの意見を聞いてみたいけど、長文ってTwitterやFacebookだと難しいので、ブログを始めてみることにしますた。

日本で生きるのがどんどん大変な時代になってきてると言われています。

ヤバイ!なんとかしなきゃ!と焦る雰囲気が周りにも少しずつ増えてきました。もちろん現実は直視すべきだし、個人として自分や大事な人を守るためにリスクヘッジは絶対に考えておくべきです。だけど、社会の方向性と自分の立ち位置をきちんと見定めた上で、自分はどうしていきたいのか、冷静に考えていくのも大事と思ったりもします。

そんな問題意識の上で、今自分が思うことを拙いながらまとめてみようかなと。乱筆乱文ですが、ツッコミあれば大歓迎ですー!

今起きていること

今、日本(も含めた先進国)では3つの大きな変化が同時進行してるようです。

1つ目。グローバリゼーション。

要は、先進国と新興国の格差解消がどんどん進行中。格差解消は所得の平準化も意味するので、先進国である日本は平均所得が下降していく。つまり業種や能力による個人差はあれども、日本人は全体的にはお給料が減っていく傾向。

2つ目。デジタル化による既存産業の変革。

IT化によるコスト削減が各所で起きてます。例えばデジタル音楽配信や書籍のオンライン販売、電子書籍への移行により、リアル店舗は打撃を受け、倒産やリストラなどが起きる。じゃあデジタル化を仕掛けた企業の雇用が同じだけ増えたかというと、そんなことはない。結果として、デジタル化により雇用自体は全体的には減っていきます

うわぁ・・・見事なまでのダウントレンド・・・

しかもこの2つの流れはちょっと止まりそうにありません。日本で既存産業に勤務している人(おそらく日本人の大半)は、お給料が減り、雇用も減るというWパンチで、お先まっ暗という感じがしますね・・・

で、個人としてこういった流れに対応する策として最近よく話題に出始めるのが、

1. 英語勉強!スキルアップ! → 海外 or グローバル企業で勝負!

2. 収入の流れを複数持ってリスク分散!→「ノマド」、「フリーエージェント」

3. 生活コストを下げて収入ダウンに耐えよう! →「シェア」、「大家族化」・・・

どれも正しい。だがしかし。

今から必死で英語勉強するっていっても、それで本当にグローバルで勝負できる人は、正直人数だいぶ限られまっせ。。。

あとノマドとかフリーエージェントって、求められるスキルや素養は、かなりレベル高いよ。。。

なので、大多数の人は1.と2.を目指しつつ、3.の生活コストを下げることでひたすらリスク耐性を高める、という道が精一杯ではなかろうかと。

でも耐えるっていつまで?ダウントレンドのその先に、何か良いことは待っているの?

もう一つの変化

さて次は議論が分かれるポイントですが、実はもう一つの変化が起き始めています。

それは、

3つ目。貨幣そのものの価値下落。

円高とかユーロ安とかそういう為替の話ではありません。「お金」という現代社会で最も重要な存在の価値が昔に比べて下がってきている。

少し長くなります。

貨幣経済というのは、お金を媒介として需要と供給をマッチングするシステムです。小難しく需要とか書きましたが、要は人間の「欲求」のことですね。

お金で買えるものは全て何らかの欲求を満たすものです。今自分の身の回りを見渡してみると、

パン =  食欲を満たしたい。

家  =  雨露をしのぎたい。

机  =  色んな作業を楽にしたい。

携帯 =  誰かとコミュニケーションしたい。

どれも何かの欲求を満たすものであることが分かります。

そしてこのどれも自分で作ったものではなく、お金と交換して手に入れたものです。でもなんで自分の欲求を満たすのに自分で作らないのか?

そのほうが自分で作るより手間が掛からない、もしくは自分では作れないからです。つまり、貨幣経済というのは、お金を使って効率よく自分の欲求を満たすシステム(正確には価値を交換する仕組み)であるとも言えます。度重なる技術革新による生産性の向上と、この貨幣経済の発達によって、私たちは昔に比べてとても豊かになりました。豊かになった、つまりより多くの欲求を満たせるようになったことと同じ意味です。

しかし、ここで一つ疑問が浮かびます。

多くの欲求を満たせるようになったけど、じゃあこの先はどうなるのか?そもそも人間の全ての欲求はお金で満たせるものなのか?

この全ての欲求の網羅的な定義は難しいけど、人間の欲求を階層で説明したマズローさんの有名な図で考えてみます。(人間の全ての欲求を網羅している研究成果あればマジで勉強したい)

人間の欲求は階層になっていて、下層のものが満たされ始めると上層の欲求が出てくるというやつです。

この縦になってる図を横にすると・・・

生理的欲求→安全欲求→所属欲求→承認欲求→自己実現の欲求

言い換えると

メシ!→ 生活安定させたい!→ 仲間欲しい!→ 尊敬されたい! → 自分の可能性を追求したい!

みたいな感じでしょうか。

これ、同じ人でも状況に応じて当然行ったり来たりします。腹ペコでランチの場所探している時に「人から尊敬されたい!」とか思わないですよね。空腹を満たすことで頭がいっぱいだと思います。ただ、だいたいいつもどのあたりの階層によくいるのかは生活レベルで決まっているでしょう。これは個人の欲求がどう変化していくかを表していますが、社会の中での階層それぞれの人口比率を考えてみるとまた面白い。

ちなみにグラフは私が適当に作ったものなので、あくまでイメージということでご容赦を。

例えば1万年前はどうだったか?狩猟時代なので、ほぼ全員一番左でしょう。

じゃあ、1,000年前は?

農業革命後、人は安定的に食料を確保できるようになり、餓死する人はおそらくまだ相当数存在しつつも、多くの人が飢えを気にしない生活ができるように。

なのでこんな感じ。

じゃあ、100年前は?

産業革命後、物質的に急速に豊かになることで、生活の質は劇的に向上。飢える人はゼロにはならないまでも、多くの人は安定した生活を手にしはじめます。

こんな感じですかね。

こうやってみると、人間って確実に右の方向に向かってますね。

じゃあ、今は?

実は日本の社会はもうほとんど第二段階までの欲求はかなり多くの人が満たされていて、第三段階とか第四段階の欲求を持っている人が多そうです。

じゃあ最初の質問に戻ります。

そもそも人間の全ての欲求はお金で満たせるものなのか?

つまり、ここから先の欲求ってお金で買えるものなのか?

例えば、友だちを作ったりすることや、誰かからの尊敬を、金で買うことができるのか?

ちょっと無理ですよね。

つまりどういうことかというと、これから先の欲求を満たそうと思ってもお金ではそれを解決できない、ということ。

だから、欲求を満たす最高に便利な手段であったはずの「お金」の価値は、これから相対的には下がっていくのではないか?と思います。

そんなことない!金あったらもっと幸せになれる!という声も当然分かります。でも例えば日本人の上位5%と言われる年収1,000万円の人でも生活レベルって実は変わりません。

年収1000万円の奴の生活水準って具体的に言ってどれくらいなの

昔は違いました。お金があれば、冷蔵庫が!エアコンが!車が!買えるんだぁ!と、確実に満たすべき欲求がありました。

でも今の私たちの持っている欲求って、そういう具体的なモノやサービスが占める割合がずいぶん減ってきたのではないでしょうか?

じゃあ、お金の代わりに何が来るんだよ?いつくるんだよ?

ぶっちゃけまだ私には分かりません・・・

ただもしマズローの欲求の定義通りにいくのであれば、当然それは「人との繋がり」や、「人から評価される」ことが、今後社会の重要なポイントになっていくでしょう。

岡田斗司夫さんは貨幣経済の次に来る社会を「評価経済社会」と呼んでいますが、それが具体的に社会システムの中でどのような形を取っていくものになるのか、正直私にはまだよく分かりません。

ただこれから確実に日本が直面するのは経済的な「貧困化」のプレッシャーです。この流れに個人レベルでどう対応していくか、誰もが真剣に考えるべき課題と言えるでしょう。しかしその上で、お金中心の価値観から脱却することが、生き方の選択肢の一つとしてもっと大きな流れになって欲しいと思います。

例えば小原憲太郎さんがやられているColishは、コンセプトシェアハウスという形で、ルームシェアで生活コストを下げつつ、一人暮らしよりも楽しく価値があるライフスタイルを実現しようとしています。

インターネットのインフラが世界で一番発達しているこの国であれば、色んなことが試せるはずなのです。それは新しい家族や共同体の形なのかも知れません。

ではどうすればよいのか?

俺は変わりたくない!今のままの生活を絶対に死守!という人で、逃げ切れる人は逃げきったほうが良いと思います。変わることって基本的に苦痛ですから。

でも逃げ切れない人は、変わらざるを得ない。でもどの方向に?価値観変えたくない人と変えられる人で分けて考えてみましよっと。

1) 価値観変えないぜ x 能力は自信なし = スキルを磨いて能力アップ!

2) 価値観変えないぜ x 能力に自信あり = グローバル企業で活躍 or 新興国で金稼ごう!

3) 価値観変えてみる x 能力は自信なし = 個人 or 誰かと共に生活コストを下げつつ、色んなやり方を試してみる!

4) 価値観変えてみる x 能力に自信あり = 新しい社会の仕組みを創ってみる!

自分のイメージ的には国内でのフリーエージェントは2)に含まれ、ノマドは4)の一つじゃないかなと感じます。

今は1)と2)の割合がほとんどですが、3)と4)の割合が増えてくると、悲壮感が和らいで、日本で生きていくことが面白くなるんじゃないかなぁ。

もっと多くの起業家やベンチャーが4)の領域で活躍するとステキかも。(お金儲かるかは未知数だけど・笑)

だって人類史上最先端にいるんですよ。波に抗うより、乗っかったほうがいいでしょ!?

もちろんそれはユートピアを意味するわけではありません。大きな変化が起きている時代だからぶっちゃけ大変は大変です。

でもこんな時代に生きているという事実から逃れることは出来ないわけで、個人として何が出来るのかを見極めて、過度に不安に浸らず日々に全力を尽くすことが、個人個人の生活を明るくすることに繋がるのだと信じています。

まとめると・・・

- グローバル化とデジタル化により、先進国は経済的に受難の時代。もちろん日本に生きる私たちの大半もそう。

- 技術革新と貨幣経済の発達で、お金で満たせる欲求はだいたい満たせてしまったのが今の現状ではないか。

- お金も当然必要だけど、お金以外の価値観を試してみると、これから楽しく生きられるかも。能力ある人はこのフィールドで新しい社会の仕組みを創ってみたら、カッコイイ。

現実は直視すべきですが、過度な悲壮感が蔓延しているような気がして、今までインプットしてきたものを自分なりにまとめてみました。

長文なのに、ここまで読んでくれてありがとうございます m(_ _)m

もちろん色んな意見があると思うので、どんどんツッコミしてもらえると嬉しいですー。

»21
ボカロエンジンの基本動作は、ライブラリにある音素片をテキストと音程の指定に合わせて拾い上げ、
周波数変換をかけながら接続して行くんだけれど、
そのもとの音素片の多くは、ほとんどインパルスのような短い音なので、
周波数成分を正確に分析/変換することができない。
そこで最尤化制御の方法を使ってそれらしい信号を補充するが、
これが雑音になったり鼻声っぽくなる。
困った事に、自然な声に近づけようとすればするほど、
こうした分析の難しいインパルス的な音素が増えて行く。
叫び声なんて出そうとしたら、もう絶望的。
というわけで、原理の根本的な進歩が無いと難しい。

多分この先は、そうした音素片の変換では対応しにくい成分については、
物理モデルで発生させるようになっていくと思う。

そうすると中の人は、声のサンプルを取られるだけでは済まなくて、
声帯や呼吸器や口の形、肺の容量、体脂肪率や骨・筋肉の分量まで
精密に測定されるようになるだろう。

同調査による、各部門ごとの人気ツールベスト5は次の通り。

全般
Eメールサービス
1位 Google Apps、2位 Microsoft Outlook、3位 Go Daddy、4位 Rackspace、5位 1-AND-1

支払処理
1位 PayPal、2位 Authorize.net、3位 Wells Fargo、4位 Square、5位 Braintree

Web サイト解析
1位 Google Analytics、2位 Webtrends、3位 Omniture、4位 KISSmetrics、5位 Mixpanel

業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― 全般その1
(出典:BestVendor)

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CRM ツール
1位 Salesforce、2位 SugarCRM、3位 Highrise、4位 Zoho、5位 SalesLogix

Web サイトデザイン
1位 Adobe CS5、2位 Coda、3位 Pencil and Paper、4位 Komodo Edit、5位 Fireworks

ストレージ/バックアップ/仮想化
1位 Dropbox、2位 Amazon、3位 Carbonite、4位 MOZU、5位 Backblaze
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― 全般その2
(出典:BestVendor)

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生産性管理

プロジェクト管理
1位 Basecamp、2位 MS Project、3位 MS Excel、4位 Salesforce、5位 Google Docs

ノートツール
1位 Evernote、2位 MS Google Docs、3位 Pen and Paper、4位 MS Word、5位 MS Outlook

コラボレーション/Wiki
1位 Google Docs、2位 Basecamp、3位 Jira、4位 Sharepoint、5位 Galesforce

電話サービス
1位 Google Voice、2位 RingCentral、3位 携帯電話、4位 Skype、5位 Grasshopper
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― 生産性管理
(出典:BestVendor)

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開発環境

バグトラッキングツール
1位 Jira、2位 Bugzila、3位 Pivotal Tracker、4位 Trac、5位 FogBugz

データベース
1位 MySQL、2位 Microsoft SQL Server、3位 Postgres、4位 MongoDB、5位 Oracle

IDE
1位 Eclipse、2位 Visual Studio、3位 Xcode、4位 IntelliJ、5位 Komodo

フレームワーク
1位 Rails、2位 .NET、3位 Django、4位 Struts、5位 jQuery
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― 開発環境その1
(出典:BestVendor)

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テキストエディター
1位 TextMate、2位 Notepad++、3位 Notepad、4位 Vim、5位 Coda

テスティングフレームワーク
1位 RSpec、2位 JUnit、3位 Selenium、4位 Custom Build、5位 Cucumber

バージョンコントロール
1位 Git、2位 SVN、3位 Subversion、4位 GutHub、5位 Mercurial

ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― 開発環境その2
(出典:BestVendor)

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デザイン環境

ハードウェア/モニター
1位 Mac ラップトップ/モニター、2位 HP ラップトップ/モニタ-、3位 ACER、4位 Dell、5位 iPad

ビジュアルデザイン
1位 Adobe Photoshop、2位 Adobe Illustrator、3位 Adobe Fireworks、4位 OmniGraffle、5位 Pen and Paper

ワイヤーフレーム作成
1位 OmniGraffle、2位 Adobe CS、3位 Balsamiq、4位 Axure、5位 Fireworks

画像編集
1位 Adobe CS5、2位 Lightroom、3位 Acorn、4位 Fireworks、5位 iPhoto
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor 調べ
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― デザイン環境
(出典:BestVendor)

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Web オペレーション

Web ホスティング
1位 Amazon、2位 Rackspace、3位 Go Daddy、4位 Media Temple、5位 Heroku

Eコマースプラットフォーム
1位 Magento、2位 独自システム、3位 Shopify、4位 PayPal、5位 Amazon
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ベスト5 ― 米 BestVendor 調べ
ベンチャー企業が起業時に導入するビジネスツール ― Web オペレーション
(出典:BestVendor)

セールス&マーケティング

Eメールマーケティング
1位 MailChimp、2位 Constant Contact、3位 Marketo、4位 Eloqua、5位 iContact

ソーシャルメディア管理
1位 Facebook、2位 HootSuite、3位 TweetDeck、4位 Twitter、5位 Radian 6
んで、大体検索エンジンで上位に食い込むために重要な要素を全部挙げると

①他のサイトからどれだけリンクを貰っているか
②検索したキーワードと作ったサイトの内容がどれだけマッチしているか
③サイトのドメインがどれだけ古いか

とまあこんなとこだな
それとニコニコ動画にも同じことが言えるのですが、ネット文化って基本的に「贈与文化」なんですよ。「見返りを求めることなくプレゼントできる人は精神的に豊かである」という考え方が底に流れている。だから、これからも「豊かな人たち」が作品を生み出し続けると思うんです。VIPやニコニコ動画には、観る側にも「一緒に楽しんでやろう」という心意気がありますしね。
この記事の所要時間: 1342

ふとワクワクするようなアイディアが浮かんだ時、もし自分でwebサービスを作れたらなーって思う方も多いんじゃないでしょーか。

実際、twitterやfacebookを徘徊してても、結構頻繁に「webサービス作ってみたい☆」みたいな投稿をみかけますが、中には「何から手を付け始めれば良いか分からない!」的な迷える子羊達もちらほら。

そんなワケで、ささやかながら今まで当ブログでもいくつかの自作webサービスを公開してきて、企画からデザイン・コーディング・プログラミング・宣伝に至るまで、若輩ながら全て一人で担ってきた私の知見をご紹介したいと思います。

だいじょーぶ、やりゃーできる!

webサービスを作るための技術と知識

6つの技術

技術に関する最大のポイントは「全てを知る必要はあるが、全てに精通する必要は無い」、つまり「広く浅く」で良いというコト。

その中でどこかに自分の強みが持てると尚良しですが、手始めであればまずはまんべんなく触れていった方が、一人で制作するには合ってると思います。

HTML / CSS

切っても切り離せないので併記しましたが、webサービスを作る上でこの2つのスキルは絶対必要不可欠です。

最近ではHTML5 + CSS3の話題も良く見かけますが、実際はまだまだブラウザ間の差分が多いし、現状ではHTML4系 + CSS2でも十分。ただし、常に100%varidなHTMLを書かなきゃいけない訳では無いけど、100%varidなHTMLを「書けるけど書かないのか、ただ書けないのか」はかなり違うし、余りにアレなHTMLだとJavaScriptを使った時とかに挙動がおかしくなったりするので、「正しいHTML」は書けるようになっといて損は無いです。

んで、正しいHTMLを書くには、firefoxのアドオン「Html Validator」や、W3Cのチェックサービス「Markup Validation Service」を使って間違いを正すように心がけていけば、そんなに難しくも無いと思います。

CSSに関しても、各種ブラウザでしっかり確認しながら作業するようにして、問題が生じたら面倒くさがらずgoogle先生にお伺いを立てれば、きっと先人が答えを導き出してくれてるはず。

あとはもう「書き慣れ」に限ります!最初は自分用のホームページとかを題材にしたり、なんならフリーのテンプレートpsdファイルをHTML+CSSに書き換えてみたりして、いろんなコードを書いては構文チェックして、ってのが結果的には近道だったりします。

結局のところ、よく使うタグなんて限られてるし、よく使うレイアウトも限られてるし、よく遭遇するIEのCSSレンダリングバグも限られてるし。

それを身に染み込ませる最良の方法は、とにかく書くべし!書くべし!

Photoshop

第一線級の写真加工が出来るとか、超ハイクオリティーな合成画像が作れるとか、そういった飛び抜けた何かを持っている必要は無くて、むしろ大抵のコトがまんべんなく及第点で出来るって感じの方がwebサービスの作成には向いていると思います。

webサービスを作る際に必要となってくるデザインスキルとしては、ボタンやロゴをはじめとした各種デザインパーツの作成や、全体的なページレイアウトと配色設計、各コンテンツの枠線や背景デザインなどが主軸ですので、どちらかといえばIllustratorよりもPhotoshopの方が重要かなと。

自分の場合、Illustratorは文字の加工(例えばロゴとか)が必要な場合くらいでしか使わず、ほとんどPhotoshopかCSSでデザインしちゃいます。

もちろんwebサービスのジャンルや想定ターゲット次第では、Illustratorを駆使してデザインにかける労力を大幅に増やすべきケースもあるので一概に「Photoshopだけで良い!」とは言えませんが、一人でwebサービスを作る場合、デザインだけにリソースを割く訳にはいかないので、力を抜いても何とか格好が付くようなトコは敢えて深入りしないようにして、よりスピーディに完成形まで持って行くコトを心がけた方が良いと思います。

どこかで線引きしとかないと、「透明度を31%にするか33%にするか」「#fcfcfcにするか#fafafaにするか」みたいなトコを延々と行ったり来たりし始めちゃって、継続のモチベーションやリリースのタイミングを逸しちゃうので。

そーゆーのはちゃんと全部作りきった後だったり、運用を始めてからでも遅くないと言い聞かせて、前に進む勇気も大事。

jQuery(JavaScript)

非同期な画面遷移や動きのあるエフェクトなど、最近のwebサービスにおいてJavaScriptは「必須」といっても良いんじゃないでしょーか。

そして、webサービスでJavaScriptが必要となる場合、その大概のコトは「jQuery」で出来ます。

非同期な画面遷移なら .load() や .ajax() なんかで、動きのあるエフェクトなら各種プラグインを駆使するなど、使い方に関しては様々なチュートリアルや使用例がweb上のアチコチにありますので、調べてみて実際に手を動かして、使ってみるのが一番しっくり来ると思います。

PHP

絶対に PHP じゃなきゃダメってコトでは無いんですが、webサービスに限定するのであれば、サーバサイド言語は PHP か Perl か Ruby が良いと思います。

これらはどれもweb上での情報が豊富なので、どの言語を選ぶかはホントに人それぞれですが、もし初めてプログラミングを学ぶなら「近くに教えてくれる人がいる言語」を選ぶのが最良です!

そーゆーのに詳しい友人が少ないとか、そもそも友人が少ないってゆー私みたいな方は、使ってみたいCMSで使われてる言語だったり、良く読んでるブログで取り扱われている言語を選んでも良いかと。

んで、その言語の基本的な構文や関数の使い方などのお作法を学び終えたら、そっから先は作りたいWEBサービスに必要なモノをつまみ食いしていくのが良いのかな、と。

一つ気をつけなきゃいけないのは、おおよそ全てのwebサービスでは、何かしらの「ユーザーからの入力を受け付けるフォーム」が必要になってくると思うので、そこでのセキュリティ施策はしっかり身に付けておくこと。

悪意あるユーザーにイタズラされないように、「入力値をそのまま出力しない」「数値入力欄に文字を入力されるコト(またはその逆)を考慮する」「バリデートをJavaScriptだけに頼らない」などといった対処をしっかり施さないと、せっかく使ってくれる善良なユーザーにまで迷惑をかけてしまいます。

この辺は「PHP と Web アプリケーションのセキュリティについてのメモ」とか「ockeghem(徳丸浩)の日記」などを熟読して身に付けましょー。

MySQL

こちらも特に MySQL である必要はありませんが、十中八九 MySQL か PostgreSQL の2択になるかと。

んで、恐らくサーバサイド言語とほとんど同時進行で学んでいくコトになると思うので、サーバサイドプログラミングの永字八法とも言われる「BBS(掲示板)」を作ってみるのが激しくオススメ。

一般的な掲示板の機能を実現するためには「入力フォーム → 入力値のバリデート → データベースに保存 or 更新」「データベースから取得 → 整形 → 出力」「データベースからデータ削除」という、アプリケーションの基本形であるCRUD(Create[作成], Read[読み込み], Update[更新], Delete[削除])は必須になるし、ページネーション機能や画像アップロード機能を搭載させたりしちゃえば、かなり総合的・実践的に学べます。

4つの知識

一人で作る以上、どれだけ有効にリソースを裂くかが要になってきます。

下記の知識は、これらを知っているコトで、より効果的な宣伝や効率的な作業を行うことが出来るというモノです。

各種ライセンス

画像やイラストはもちろん、スニペットやモジュールやプラグインやライブラリなど、世の中にはたくさんのフリー素材が溢れていますが、中には「著作者名の表記が絶対に必要」とか「商用利用はダメ」みたいな感じで、素材の使用条件を課したモノもあります。

そーゆーライセンス周りを把握して、自分のwebサービスがどのライセンスであれば問題なく使えるか、ちゃんと理解してから使用しないと、あとでアクシデントに繋がる可能性があります。

とはいえライセンス周り(特にGPLに関して)は複雑で、しかも法律が関係する専門的な分野なので、自己判断・自己責任をお願いしたいトコですが、いちおー以前「GPLやMITやCCなど主要ライセンスの内容と意味のまとめ」という記事を書いていますので、そちらをご参考にしていただければ。

ちなみに私の場合、「GPL系とCC系はハナっから使わない!」とゆー大雑把な方針です。

フリー素材の見つけ方

もし具現化する技術と潤沢な時間があるなら、自分のイメージどおりの画像を自力で作成していく方がいいのかもですが、使えるようならフリー素材を使った方が圧倒的に早くて効率的です。

とはいえ、どんなトコに行けば欲しいモノが見つかるかを知らないと、素材探し自体に時間がかかってしょーがない。

ここで大サービス!参考までに私の企業秘密、厳選秘蔵コレクションをば。

logo design
  • Logopond – Identity Inspiration
  • Browsing Logos & Logotypes on deviantART
  • Dribbble – Explore / Tags / logo
  • Logos – Creattica
  • Logoed
  • Logo Of The Day – Logo Design Inspiration, Gallery & Award Scheme!
  • Object moved
  • GLaim | ゲームロゴのデザインギャラリー
  • web design gallery
  • Web Design Clip [WEBデザインのクリップ・リンク集]
  • Webデザインリンク集・ソーシャルブックマーク – straightline bookmark | Web Design Bookmarking
  • WordPress Gallery – Best WP Websites and Blog Designs
  • CSS Gallery | CSS Showcase | XHTML/CSS Website Gallery | CSS Impress
  • Webデザインのリンク集 | ズロック
  • WEBデザイン リンク集 : ikesai.com — いけてるサイト ドットコム(WEBデザインの参考にどうぞ)
  • あんじょうできてはる
  • WEBデザインリンク集・デザインサイト一覧(週刊ウェブデザイン)
  • web design inspiration
  • Browsing Web Interfaces on deviantART
  • Dribbble – Explore / Tags / website
  • HTML / CSS – Creattica
  • web parts design
  • Elements of Design: A Web Design Showcase
  • Pattern Tap : Organized Web Design Collection of User Interfaces for Inspiration and Ideas. The CSS Gallery Alternative – Pattern Tap
  • UI Patterns
  • Webデザインの“ブブン”を集めたブブンデザインアーカイブ 公式サイト
  • free pictures
  • stock.xchng – the leading free stock photography site
  • morgueFile free photos for creatives by creatives
  • パブリックドメインの写真 – フリー写真素材
  • 商用利用OK&無料の写真・フリー素材を集めました!総合素材サイト|ソザイング
  • 2000ピクセル以上のフリー写真素材集
  • 高解像度ホームページ写真素材「フリーフォトボックス」
  • 著作権フリー商用可!無料画像の写真素材♪ラブフリーフォト
  • free model pictures
  • PAKUTASO/ぱくたそ-WEB制作デザイン向けの無料写真素材/商用可能
  • 写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】
  • 【フリー写真素材】モデル・人物の写真素材はモデルピース
  • 女性モデルのフリー画像 無料人物写真素材のモデル・フォト
  • 無料人物写真フリー素材の【ビジトリーフォト】商用利用OK
  • free icons
  • Icon Search Engine | Iconfinder
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  • Icons & Icon Packs – Download Free PNG Icons | IconsPedia
  • Free Icons Web – Icons, Free Icons, Stock Icons, Desktop Icon
  • Icon Fever | Showcase of the Best Free Icons and Premium Icons
  • フリーWEB素材サイト「DOTS DESIGN(ドッツ・デザイン)」
  • イラストやWeb制作に使えるフリー素材を紹介 | 9search
  • どはー、ちかれた☆

    jQueryプラグインの見つけ方

    こちらも前述の通り、使い回せそうなら使っちゃった方が早いし正確だったりします。

    この手の話題を多く取り扱っているブログ、例えばcolissさんやphpspot開発日誌さん、かちびと.netさん、海外でもDevSnippetstripwire magazineDesignFloatなどの記事をRSS購読しといて、気になるプラグインが紹介されてたら、すかさずブックマーク!自分なりのカテゴリに分けて保管しとけば、いざって時にそれを見返して使えます。

    ちなみに私のjQueryブックマークフォルダには、総計17カテゴリー270記事が火を噴いておりますw

    使えそうなwebサービス

    最近ではクチコミ用にtwitterやfacebookといった外部webサービスに即時投稿できるような施策はほぼ必須ですが、その他にも、公開前にプレスリリースを送ったりするならValuePress!なんかを使ってみるのもいいし、サイトデザインに自信があるなら各種ウェブデザインギャラリー系のサイトに投稿してみるのも一興。

    無事サービスを公開したらツクログに投稿したり、キャンペーンページやランディングページの用意があるならランディングページ集めました。などに登録申請を出してみたり。

    そーゆーのを上手に利用させてもらうことで、認知度の向上や外部リンクの獲得といった嬉しい効果が期待できます。

    もし良いバナーが出来たら、バナーデザインギャラリーにも、ぜひw

    こうやって箇条書きにすると覚えるコトが多すぎるような気がしちゃいますが、基本「広く浅く」でいいんです!

    実際、私が一番最初に公開したwebサービス「RSSまとめ&タブ化ジェネレーター」では、データベースの知識やイラレの技術は全く必要なかったし、PHPに関しても基本構文の他には htmlspecialchars 関数と explode/implode 関数くらいしか使ってません。

    もちろん今ならもっとスマート且つエレガント且つスピーディに、当時以上のクオリティで作ることが出来ますが、大事なのは「それでもwebサービスは作れた」という事実。

    作っていくうちに必ず不明点や壁にぶち当たりますし、それを乗り越えていく過程で半自動的に、新たな知識を得るコトが出来ます。

    まずは動かなきゃ始まらない!

    困難な時代を生きる君たちへ

     みなさんがこれから生きて行く時代過去の時代に比べればより自分というものが問われるものになります。

     戦争に巻き込まれることはないでしょうが、大災害に襲われる可能性は高くあります(富士山も爆発するでしょうし東京に大震災は訪れるでしょう)。しかし、生きるということは、避けがたいことは受けいれるということです。そして、みなさんがこれから幸福な人生を送るために、どういう努力したらいいのか、その「やりかた」がよくわからないというなら、人まねをしないことです。

     まじめに受験勉強をして、いい大学を出て、一流企業に就職したり資格や免状を手にすれば、あとは生計について心配はしなくてよいというような「人生設計」を立てることは、実際には過去の時代にもそう多くはありませんでした。大学の先生のお話なんか聞いてないで、漁港や寒村で働く人の話を聞いてごらんなさい。

     生きることはいつの時代でもむずかしいものです。なぜか。あなたが生きることだからです。成功した誰かにあなたがなろうとしたら、あなたはあなたであることを失うでしょう。そこが問題なんです。受験勉強なんか無駄、学歴なんか無意味、資格や免状も無価値、いえいえ、そんなことはありません。そんなことは問題ですらないんです。問題だというなら、ぐっと目をつぶって通り過ぎてしまえばいいのです。そんなところで自分を主張しても意味なんかありません。努力といった問題ですらないのです。

     でも、報われると信じて努力して報われる人もいるし、努力したのに報われなかった人もいる、そういう努力が大切だと思う人もいるかもしれませんし、その分かれ目がないこと、法則性がないことが私たちの時代の「困難さ」の実体だと思う人がいるかもしれません。ほらほら、もう問題を見つめる視点がぶれ始めています。

     グローバル経済の中で、努力と報酬の間の相関が希薄になったとか、みなさんが名前も知らないような遠い国で国債が値下がりしたり、不動産バブルがはじけたり、洪水が起きたりすると、いきなり勤めていた会社の株価が暴落したり、人員整理されたりする。「どうして?」と訊きますか。テレビを付けなさい。池上彰さんが答えてくれます。ブラウザを開きなさい。内田樹先生が諭してくれます。その程度のことです。そんなことはだから、あなたの問題ですらないのです。

     グローバル経済体制の一つの意味は、あなたより貧しい人がより富裕になろうとすることです。あなたの親の世代・祖父母の世代の人々がかつてはその貧しい人でした。それは幸福でもあり不幸でもありました。着実に富裕になっていく道は見えましたが、個人が生きるという時間の大半を社会や労働によって専有されて、自分を見失う道でもありました。しかし、世界がそのように進展することは、原人旧人になるくらいの必然というものに過ぎません。

     富裕である国となった日本、そしてその富裕な人として、この時代にみなさんはどう生きればいいのでしょう。私に言えるのは一つだけです。どんな学問や仕事を選ぶにしても「私にはこれしかできない」ことを基準にして下さい。これしかできない「これ」がわからなければ、死んでしまってはいけないけど、どん底まで落ちてみるのもいいし、友だちみんなちゃらにしてしまうのもいいでしょう。自分の死の形というのをくっきり見つめることができたら、グローバルスタンダード的にどう「格付け」されるかなんて、どうだっていいじゃないですか。自分の前に避けがたい一本の道が見えてきたら、それがあなたの人生なのです。

     私自身は20代からずっと打ち込んできたものはありません。支離滅裂で、その場その場をしのいできただけです。「そんなことやって何になるんだ」と自問し苦悶しました。ただ、それしかなかったように思いますし、できるだけ自分を偽らなかったように思います。

     「努力したけれど報われなかった」というのが多数の人間であり、人間というものでしょう。人間として生きるというのは、そういう全的な人間を理解する過程なのです。

    困難な時代を生きる君たちへ

    神戸新聞の元日配達号に「中高生のために」一文を草して欲しいと頼まれた。
    困難な時代を生きる君たちへというタイトルを頂いた。
    神戸新聞購読者以外の方の眼には止まらなかったものなので、ここに再録する。


     みなさんがこれから生きて行く時代はたいへんに困難なものとなります。
     戦争に巻き込まれるとか、大災害に襲われるとかいうことではありません。そうではなくて、みなさんがこれから幸福な人生を送るために、どういう努力したらいいのか、その「やりかた」がよくわからないということです。
     まじめに受験勉強をして、いい大学を出て、一流企業に就職したり資格や免状を手にすれば、あとは生計について心配はしなくてよいというような「人生設計」を立てることがむずかしくなった。
     ただし、「むずかしくなった」だけで、まるで不可能になったわけではありません。そこがむしろ問題なんです。受験勉強なんか無駄、学歴なんか無意味、資格や免状も無価値というところまでいっそ徹底していれば、頭の切り換えもできるのですが、そうではありません。報われると信じて努力して報われる人もいるし、努力したのに報われなかった人もいる。
     その分かれ目にはっきりした法則性がないのです。それが私たちの時代の「困難さ」の実体です。
     グローバル経済の中で、努力と報酬の間の相関が希薄になりました。みなさんが名前も知らないような遠い国で国債が値下がりしたり、不動産バブルがはじけたり、洪水が起きたりすると、いきなり勤めていた会社の株価が暴落したり、人員整理されたりする。「どうして?」と訊いても、誰もうまく答えられない。私たちが顔を知っている人たちの間でなら、努力したことや才能があることはわかってもらえます。でも、グローバル経済体制で私たちは顔の知らない人々、何を考えているのかわからない人たちと深いつながりを持ってしまった。その人たちの身に起きたことが私たちの生活にいきなり死活的な影響をもたらす。私たちはそういう時代にいます。
     そういう時代にみなさんはどう生きればいいのでしょう。私に言えるのは一つだけです。どんな学問や仕事を選ぶにしても「努力することそれ自体が楽しい」ことを基準にして下さい。日々の努力そのものが幸福な気分をもたらすなら、グローバルスタンダード的にどう「格付け」されるかなんて、どうだっていいじゃないですか。
     私自身は20代からずっと哲学の本を読むことと武道の稽古に打ち込んできました。とても楽しい時間でした。結果的にそれで生計を立てることができましたが、若いときは「そんなことやって何になるんだ」と言われ続けました。でも、気にしなかった。みなさんも「それが何の役に立つのかわからないけれど、どうしてもやりたい、やっていると楽しい」ことをみつけてください。そうすれば、「努力したけれど報われなかった」という言葉だけは口にしないで済むはずです。

    長崎 そういう意味では、ニコファーレができたとき、わたしは正直「これはいったい何のためにやるんだ?」と疑問に思ってしまったところがあるのですが、そういうまったく新しい体験の場を作るというのは大事なんですね。もうデヴァイスだけではできない何かがあるから。

    夏野 ぼくはここから新しい扉を開くということがやりたかったんです。とにかくそのときに一様に理解されるものを作ったら、優等生的なものになってしまって、もうそれ以上のものにはなれないです。出したときに理解されず、「なんじゃこれ!?」っていうものでないとダメだということですよ。

    フィリップ・スタルクが語る「創造性、お金、セックス」

    人と話ばかりしていると、とても居心地が良くなりはするが、同時に独創性も失われていく。創造的になる唯一の方法は独りで居ることだ。「インスピレーションの源は何だ」とよく質問されるが、そんなものはない。

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    「First Colors」撮影:Chris Palmer / ginsnob(Flickr) – Creative Commons license


    創造性とは、ほとんど死に至る病というべき代物である。創造的でなおかつ同時に幸福であることは容易ではない。創造性には、途方もない不安、多大な努力、果てなき愛への渇望が付きものだから。また、創造的であるためには、旺盛な好奇心と寛大さ、そして理解しようとする意志が必要だ。

    また人間は他者から愛されたいと思う生き物でもある。

    それと同時に、人間には他者に尽くしたいという欲求もある。他者に尽くすことは、自分にとって存在に価する唯一の道だと思う。どんな仕事であれ、自らが属するコミュニティ、社会、文明に尽くすためのものだ。何かに尽くすほど、自分の存在に誇りを持つことができる。そして、他者に尽くしていれば、おそらく死ぬ時が来ても、自分の人生が無駄だったとは思わずに済むだろう。


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    創造力を生み出す手助けになるものは何だろうか。私にとって、それは現代の暮らしのなかで僧のように生きるということだ。夜は早めに就寝し、朝は人よりも少し早く起きる──人間が創造力を発揮するホルモンのピークが午前7時頃にくるからだ。創造的であるためには、ドラッグやアルコールに依存したり、加工食品に含まれる添加物に浸かってしまってはいけない。ジムに通わなければならないし、たくさんのセックスも必要だ(かならずしもその順番である必要はないが)。

    また、世の中の主流の考え方から意識的に離れて生きる必要もある。毎晩、外食やカクテルパーティに出かけて誰かと話しても、結局は誰かの言うことを繰り返すようになるだけで、何かを創造することはできない。人と話ばかりしていると、とても居心地が良くなりはするが、同時に独創性も失われていく。創造的になる唯一の方法は独りで居ることだ。誰もいない場所で、まっさらな紙やコンピューターと向き合うこと。それが、自分独自のアイディアと直感を見つけるために最適な方法だ。

    「インスピレーションの源は何だ」とよく質問されるが、そんなものはない。私に直接インスピレーションを与えるものはない。私は物事に無頓着に生きている。つまり、直接的に情報を受け取ることがないということだ。私は、自分の人生という存在からインスピレーションを受けているし、また常に自分のミスを理解しようとしている。自分がなぜそうしたのか、どうすれが同じ過ちを避けられるのか、ということをだ。

    私をモチベートするのは何か。この問いに対して、「お金に決まっている」と思う人もいる。だが、私はそうではない。私はお金が嫌いだ。たくさんお金を儲けるために、たくさん働かされるのが嫌いだ。なのでお金のことは考えないようにしている。実のところたくさんお金を稼いでいるけれども、それもお金を数えなくて済むようにという理由からだ。私にとって、お金よりも大きなモチベーションとなるのは知的な充足感である。プロジェクトを立派にやり遂げたとき、素晴らしいモデルができあがったとき、自分でも良い仕事をしたと思えるとき、私はいつも良い気分になる。それはもう実に良い気分だ。

    また、私にとってはセックスもモチベーションのひとつである。セックスが、創造的に生きるためのゲームの一部になっているのは間違いない。セックスがうまいから創造的、ということではない。また創造的だからセックスがうまいということでもない。なかには、もっとたくさんセックスをするために、創造性が係わる部分で成功を収めたいと思う人もいるだろう。しかし私の場合、それはあてはまらない(妻のJasmineに対して、馬鹿の字がつくほど忠実だから)。


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    ほんとうに創造的な人間なら、創造行為を止めるなどあり得ないことだ。止められたらどんなにいいかと思うことも時にはあるが、実際は一瞬たりとも止められない。創造とは絶え間ないプロセスである。人間はこの世に生まれ出たときから、創造とともにある。私の場合、何かを創造するプロセスは退屈した時、若い時分におそろしく退屈だと感じたときに始まった。私の若いときほど退屈なものはほかにない。あれこそ想像力を働かせる絶好の機会だった。あの時以来、私の想像力はずっと働き続けてきている。

    想像力が止まらないのは、生活していく上で邪魔になるから、楽しいことではない。だから私はその時携わっているプロジェクトのことだけに意識を集中するようにしている。だが、下意識の部分では同時に多くのプロジェクトに取り組んでいる。いろんなプロジェクトについて考えずにはいられない。身の回りで悪いことが起こったときでさえ、私は創造を続けている。私はまるで機械のように、どんなときでも目が覚めて、何かをつくりはじめることができるが、悪いことがあったときにはそんな自分のことを恥ずかしく感じる時もある。

    私はリラックスしたことがない。いつも緊張している。先日マッサージを受けたときには、「これじゃあ(マッサージは)無理だ。お客さんの身体はコンクリートと鋼鉄でできている」と言われた。しかし、私はボートを操縦するのが大好きだ。オートバイを走らせるのも大好きだ。料理も大好きだ。セックスが私の生活の一部であることは間違いない。そしていま、私には生後半年になるJusticeという名前の娘がいて、彼女のおかげで少しリラックスできるようになりつつある。

    [フィリップ・スタルク(Philippe Starck)は、インテリアから歯ブラシ、椅子や家まで総合的に手掛けるフランス人有名デザイナー。現在はYooのクリエイティブ・ディレクター。特徴的なオブジェで知られる「アサヒビールスーパードライホール」なども氏の作品。]